海が見える街 大磯町石神台

豆相人車鉄道

先日、根府川駅の少し先で、ヒルトンホテルの少し手前を左に一キロ程行った所に、「離れの宿 星ヶ山」というおかめ桜祭りをやっている所があり行ってみました。おかめ桜は満開で素晴らしかったのですが、そこに「豆相(ずそう)人車鉄道」というなんとも奇妙な看板を見つけました。明治29年から10年間、小田原熱海間25.6キロを4時間かけて人が押していた、というのです。
当時熱海は温泉宿が30軒ほど建つ保養地で、政財界の大物や文人が盛んに訪れていました。しかし熱海に至るには険しい山道を歩くか、駕籠か人力車を利用して6時間かけて行くしかありませんでした。この豆相人車鉄道は、1車両に客は平均6人、それを2~3人の車夫が押し、6両編成で日に約6往復し海岸線を走っていたそうです。急な登り坂では乗客が降りて一緒に押すというのどかな風景も見られたようです。(小田原市HPから引用)
写真の車両は、豆相人車鉄道ゆかりの地の宿泊施設としてその歴史を顕彰しようと、星ヶ山さんが2010年に復元したもの。宿泊しなくても見せてくれます(^_-)v。 by テツ&ゴン