海が見える街 大磯町石神台

夏の俳句 その2

毎月の投句が習慣になってしまいました。夏の俳句その2です。

  1.ががんぼやいと長き脚持て余し
  2.新しきスリッパ下ろす梅雨の入り

– 俳句の背景 –
1. ががんぼは、糸状で長い触角と長い脚を持っている、ガガンボ科の昆虫の総称です。蚊に似ていますが、それよりかなり大きいものです。
夏の夕方、襖や障子に打ち当てながら、狂ったように飛びまわっています。人の肌を刺す虫ではありませんが、家の中で飛び回り、外に出してあげようと追いかけると、あちこちにぶつかり、すぐ脚がもげてしまいます。行方が分からず、翌朝に死んでいることが多いのです。
2. 梅雨が近ずくと誰しもうっとうしくなりますが、気持ちを紛らわしたくて真新しい綺麗な柄と色合いのスリッパをおろして見ました。少しは気持ちが晴れるようです。
by  ポン子

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