海が見える街 大磯町石神台

秋の俳句 その4

いつの間にか、立冬(11月7日)が目前となりましたが、秋の最後の投句です。

1、身に入むや副作用軽く見てゐしが
2、臥せばまた形の変はる秋の雲
3、秋晴や一人で歩くことの出来
4、秋うらら退院の日を告げらるる

– 俳句の背景 –
 1、身に入む(みにしむ)は、もともと体に深く染み入るように感じることで、感覚的な響きが強い言葉です。秋のもののあわれや秋冷がしみじみと感じられることを言います。(角川歳時記より)薬の副作用が強く出る方の私は、9種類の薬が駄目で避けています。そこへ長く飲んでいた薬の副作用で救急車で入院したことがあります。病院曰く、この薬では半数ぐらいの人が副作用発症で運ばれて来る。飲むべきでない薬100mgを5年間飲んでしまい、リハビリを含め3週間入院してしまったことが思い出されます。ゐしは、古語で居る(ゐる)の連用形です。
 2、病に臥して横になれば、秋の雲の形も変わるものだなあ!
 3、4、前出の入院した時に、リハビリが良く効いて退院出来た折の感想を基にしたものです。今は後遺症が何も残らず元気に過ごせています。リハビリの効果は素晴らしいですね。療法士の指示通りにすれば、元に戻るものです。副作用の出た医薬品名メモを持ち歩くと良いと医師に言われ、それ以来いつもバッグの中にメモを入れています。
by  ポン子

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