海が見える街 大磯町石神台

冬と新年の俳句

寒中お見舞い申し上げます。本年も宜しくお願いいたします。

コロナ禍の中での日常生活でありますが、その中で、自然の姿の観察と時節柄の新年の生活を詠んでみました。
冬と新年の俳句です。

1、凍て雲の垂れて茜に浮く島よ
2、コロナ禍や睦月半ばの初詣
 
– 俳句の背景 –
1、新年早々自宅の東の窓から海を眺めたら、相模湾の海上に、厳しい寒さの中、凍て雲(固まって凍りついたように動かない雲のこと)が垂れ下がり、水平線上の朝焼けの茜色(暗い赤色)の雲の中に、浮いたように見える島がありました。何とも言えない幻想的な光景でした。
多分方角からして、伊豆大島だと思われます。
2、コロナウィルス感染は、オミクロン株が急激に蔓延しそうだとのことで、今年も新年早々の初詣を避けて、睦月(むつき、1月の別名)の半ばに六所神社に初詣に参りました。参詣者も少なく快適で、気分を新たにしました。
by  ポン子

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オープンギャラリー:ポン子さんの俳句 (22.1.22更新)

One thought on “冬と新年の俳句

  1. umimie

    1の句の「凍て雲」は、晴れそうな日の日の出頃、大磯の海岸に沿って横たわる雲ではないかと思います。日の出前の逆光に照らされて印象的で注目していたところです。最近、よく発生していましたネ。横たわる長さが大磯・二宮の海岸のみで平塚や小田原の海岸まで続いていないことから、西部丘陵との地形が原因の雲と考えました。陸で冷やされた空気が、海の暖かい空気の上昇で陸風となって引きこまれ、海岸線よりやや海側で海の暖かい空気と混合し、海側の湿った空気が冷やされて雲になったものと考えました。横たわる雲が何本か沖合に見つかることもあります。
    西部丘陵の高さぐらいでぶつかるので、幻想的になります。平塚など平野部ではかなり低い位置でぶつかるので雲にならないのかもしれません。太陽が昇るといつしか消えています。
    いつも句の投稿をありがとうございます。楽しみにしています。