前回は危険なパスワードを紹介しました。 https://ishigamidai.com/石神台掲示板/#kimama
長くて安全なパスワードはどうやって作ればよいでしょうか? 単純に長くすると覚えるのが大変になります。しかも、パスワードは一つだけではありません。そこで、コアパスワードという考え方を紹介します。
●コアパスワード
コアパスワードは、「できるだけ長く」「覚えやすい」「自分だけのパスワード」を作る方法です。コアパスワードを一つ作っておくと、それを核にしていろいろなバリエーションを簡単に増やすことができます。
①まず、好きな日本語の短いフレーズを組み合わせて、ローマ字にします。
②つぎにフレーズの一部に大文字を付け加えたり、小文字を大文字に置き換えます。
③さらに記号や数字を加えます。
記号が使えないサイトのときは記号を除いて、英数字の組み合わせでも構いません。
具体的な例を示します。
①好きなフレーズ「メロンパン」「一番好き」をローマ字にする。
meronpan 1bansuki
②大文字のGAを付加します。
meronpanGA1bansuki
③記号(@#!)や好きな数字を加えます。
meronpanGA@1bansuki#17
これで、英字の大文字小文字、数字、記号が混ざったコアパスワードができました。ちなみに17は大谷翔平選手の背番号です。
●サービスごとのパスワード
パスワードは一つだけでなく、いくつも必要になります。その度に長いパスワードを考えていると大変です。そこで、
パスワード = コアパスワード + サービス
のように組み合わせます。たとえばSNSのLINE用なら、”SN“”LN“という略語でコアパスワードを挟みます。
SNコアパスワードLN
コアパスワードが、meronpanGA@1bansuki#17の場合は、
SNmeronpanGA@1bansuki#17LN
となります。記号が使えないサイトの場合は記号を省略します。また、文字数が16文字や20文字までの制限がある場合もコアパスワードの一部を削ります。
このようにちょっとした工夫で長くて覚えやすい自分だけのパスワードを簡単に作ることができます。
(つづく)

参考:不正ログイン被害の原因となるパスワードの使い回しはNG
~ちょっとした工夫でパスワードの使い回しを回避~ https://www.ipa.go.jp/security/anshin/mgdayori20160803.html
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by 清兼