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続・私の独り旅日記3(3)

2024年6月26日~30日 北海道独り旅(3)

北海道独り旅の第3弾です。

四日目(29日)(知床→羅臼→知床)

 今日は知床半島を横断して知床⇔羅臼往復だから1番ゆっくりの旅です。もちろん羅臼に行くのは初めてです。それにしても旅行中ずっといい天気でなんとついている事でしょう。大磯は梅雨入りして連日雨にあっているというのに。この2年半を見ても傘を差した記憶がない。これを「晴れ男」と言うのでしょうか?
 知床半島の中間あたりに大きなパーキングエリアがあり、車が沢山止まっているので私も車を止めて、周りを見ると後ろに羅臼岳が聳えて居ました。私はこの2年半、独り人旅なので、自分の写真など撮ったことがめったにない。今回も初めて記念にスマホの写真のシャッターを押してもらいました。
 パーキングに止まっている車を見ると、北海道のナンバーのレンタカーが多かった。やはり、北海道はレンタカーが便利。次いで多いのが北海道の地名の自家用車。そんな中に混じって内地のナンバーの車もちらほらと。聞いてみるとほとんどの車がフェリーで苫小牧や函館に着いて来たと言う。そうか今度は大磯から茨城県の大洗に行って、フェリーで苫小牧にきて、車で回るのもいいかな、と思った次第です。
 羅臼の街に入る手前の道の駅に入ると、近くに間欠泉があり、1日に数回、時間によって見られるという。丁度あと数分で見られると言われて、歩いて5分ほどの所に見に行くと、熱泉が7,8メートル吹きあがっていたのです。不思議な光景でした。

   

  


 道の駅で羅臼の見どころを聞くと、半島の先端の方に地元の漁師しか入らない瀬石(せせき)温泉と相泊(あいどまり)温泉という露天風呂がると言われて、ぜひ行ってみたくなり、パンフレットをもらって行ったが見つからない。近づいたので注意深くゆっくり走ったのですが分からなくて、ちょうど一人だけいた漁師に聞くと「車が2,3台止まれるような所」と教えられて行くと、やっと見つかりました。そこはなんと海岸の石ころの中で柱にブルーシートで囲いがしてあるだけの露天風呂だったのです。もちろん無人で無料の温泉で満潮になると水没してしまい、脱衣所などはなく、誰もいなかったので、思い切って裸になり、衣服は風で飛ばないように石で抑えて、いざ温泉へ。これが熱いの何の!折角来たので我慢して煮え立った昆布と一緒に1分程入ってすぐに出ました。後でメル友に聞いたのですが瀬石(せせき)温泉は「北の国から2002年の遺言」のドラマのロケ地のあった所、とのことでした。また道の脇には「ヒグマに注意」の看板。なんともワイルドな、怖いもの知らずの温泉体験だった。この辺は昆布漁が盛んで、海岸にコンブ漁の番屋が沢山ありました。


 早々に知床に戻って、知床のビジターセンターみたいなところで聞くと、ここから歩いて数分の所に知床5湖があるとのこと。ただし5湖全て見るにはガイド同行でないと見られないという。何故かというと、この辺はヒグマの生息地でこの期間はヒグマの繁殖期で非常に危険らしい。1湖だけの見学なら遊歩道がり、周りに電気柵が張り巡らしてあり安全で、1湖を見たら、Uターンをして戻って来るようになっている。僅か2,3キロをガイドと歩くだけで6000円はちょっと高い?気がして、1湖だけ見に行くことにしました。それでも十分でした。
 夕食は昨日と同じ、バイキングでは面白くないので、地元の海鮮料理が食べたくて行ったのですが運悪く定休日で、仕方なく近くの海鮮居酒屋に行って地魚の寿司を食べてきました。


五日目(30日)(知床→札幌→列車で新函館北斗→東京→大磯→自宅)

 もう5日目で最終日です。ホテルで聞くと新函館北斗までは12時間半かかるから勧められない、と。それならどこまで行くのが良いか?と聞くと札幌までなら9時間だという。9時間でも結構きついが、高速道路もあるだろうから、と札幌で車を返すことに決めていました。
 ナビで札幌駅に入れると、やはり9時間と出た。知床を7時半に出て、札幌まで約400キロ(内地で言うと東京から米原位か?結構遠いな!)、しかし実際は約7時間で札幌に着いて、何とか最終の東京行きの新幹線に間に合いました。
 今回は札幌までの通過ルートだけを書いておきます。
知床ホテル→斜里→清里→女満別→北見→上川→旭川→浦川→空知→札幌というナビのコースでした。全体で約400キロでしたが、有料の高速道路が約100キロで、無料の自動車専用道路も約100キロ、一般道約200キロでしたが、何回も書きましたが北海道は一般道でも信号がほとんどなく、車も空いているので走りやすく、ただパトカーや白バイ、覆面パトカーなどには十分気を付けて、また高齢者の事故にも気をつけて走れば、ナビの示す時間よりかなり早く着くようです。私は決して無謀なドライバーでなく、また休憩も適度に取りましたから、自分で言うのもおこがましいですが安全運転重視の優良ドライバーでした。

 今度はフェリーも使って苫小牧からオホーツク海を北上して稚内へ、そして利尻・礼文、サロベツ→留萌→小樽→札幌そして苫小牧へ。これは10日位掛かりそうだから、今度は同行の師を誘ってもいいかな?などと勝手に思いつつ、今回の旅も少々のハプニングもありましたが、無事に終了しました。 

北海道独り旅 全コース


by テツ&ゴン

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