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続・私の独り旅日記4(2)

2024年9月30日~10月4日 北海道独り旅(2)

北海道独り旅第二弾です。

四日目(10月3日)(旭川市内観光)
 
 旭川は何度も来て、あちこち見学したのでどこか違う所に行きたくなり、観光協会に行ってみると、少し離れているがバスで行ける、上野ファームと井上靖文学館を紹介されて、早速上野ファーム(植物園)に行きました。
 ここは1909年の開業でもう100年以上の歴史があり、もう晩秋、初冬の季節になっていて、花はあまり期待持てない?と思いきや、広大な敷地の中に100種類以上の秋の花が沢山咲いていました。丁度ハロウィンの時期でもあり、あちこちにハロウィンのデコレーションがしてあり見事でした。
 午前中そこで過ごし、昼頃のバスで旭川に戻ろうとバス停でバスを待っていると、顔は日本人風だが言葉が違うな?と感じて良く聞いていると韓国語でした。同じバスに乗って、どうやら彼らは旭川の酒造所に行くらしい。
 運転手にスマホを見せながら、一生懸命にその酒造所はどこで降りるか?を聞いていたが、高齢の運転手は韓国語はおろか、英語も全く話せない。韓国語と日本語で全くかみ合わずに、運転手は「その酒造所の近くでバスを止める」と日本語で説明し、韓国人は首をかしげている。見かねて、私が例の中学生で習った英語で、彼等に「英語は話せるか?」と拙い英語で聞いてみると、彼らの一人が身振りを交えて「a little→少し」というのが分かったので私も「me too→私も」と笑いながら応じた。
 これは小さな親切? それとも余計なおせっかい? どちらですか?
そして運転手が次の停留所が、その日本酒醸造所近くというので、私が「next bus stop→次の停留所で降りる。」と教えると彼らは日本語で「ありがとう」と。そうか「ありがとう、おはよう、こんにちは、さよなら」位は分のかるのか、と。
 旭川駅で降りる時にバスの運転手が「有難う御座いました。助かりました」というので、私は「中学校で習った単語を並べただけですよ」と答えました。
そう言えば私は、自分より英語が出来そうな人がいると、絶対英語を話さないことにしています。 

 午後から、また反対方向に行くバスで「井上靖文学館」に行ってみました。
そこは晩秋の枯葉が舞う瀟洒な建物の文学館でした。井上靖氏は有名な小説家ですが、私は殆ど小説を読んでいません。高校時代に読んだ山岳小説「氷壁」と、つい1か月前に知人から大量に送られた「千利休と秀吉」に関する小説の中にあった井上靖氏の「本覚坊遺文」ということのほか面白い本のたった2冊でしたが、そんな訳でこの文学館を訪ねたのですが、意外や意外実に素晴らしい文学館で、ちょうど学芸員が、建物と井上作品について説明してくれるのを興味深く伺いました。


五日目(10月4日)(旭川→札幌→新函館北斗→東京→大磯)

 こうして今回も、予定外、予定外の旅でしたが、あっという間の4泊5日の旅でした。帰りも特急、新幹線、在来線で9時間ほどの旅ですが、飽きることなく、人間観察、line、読書、居眠り…で無事に大磯の我が家に着きました。今年はもう1度くらいどこかに行けるかな?

by テツ&ゴン

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