海が見える街 大磯町石神台

おはなし処「みちくさ」2025年3月

3月4日(火)に石神台公民館で開かれたおはなし処「みちくさ」の様子です。
今回の催しは、柳さんの朗読「わにのおじいさんのたからもの」、高木さんの紙芝居「びんぼーびんぼうだいはんじょう」
どちらも結末に…がつく、ちょっと考えさせられるお話でした。
木目込人形のお雛様と博多人形の座り雛を飾って、少しだけお祝い気分になりました。
来月は1日です。皆様も気兼ねなくお越しください。
by トミー

(簡単なあらすじ)
ー わにのおじいさんのたからもの
オニの子が川岸を歩いていると、眠っているワニに出会います。オニの子はワニを見るのが初めて。声をかけても返事がないし動かないので死んでいると思い、葉っぱをかき集めかけてあげます。実はそのワニは宝物を奪おうとする輩から逃げて疲れて眠っていたのでした。目覚めたワニは宝物という言葉を知らないオニの子に、宝物をあげることにしました。隠し場所を教わったオニの子は長い道のりをこえ、その場所にたどり着きます。そこから見える景色はなんとも美しい夕焼けが広がっていました。オニの子はその景色を見られる場所が宝物だと思います。実は本当の宝物は。。。

ー びんぼーびんぼうだいはんじょう
年の暮れ、家を掃除していると貧乏神が落ちてきます。貧乏神を追い出そうとすると、来年は絶対金持ちにしてあげるからと頼まれ、仕方なく家におくことにしました。貧乏神は庭の片隅に神社と賽銭箱を作ってくれればお参りに来る人がお賽銭を入れてくれると言います。言われたとおりに神社を建て、賽銭箱を置き、ついでにのろしもかけましたが、2ヶ月経ってもだれもお参りに来ない。やっぱりと諦めていた矢先、どんどん人がやってきて。。貧乏神が「お参りに来なければこちらから出向くぞ」というチラシをばら蒔いたというオチ。