海が見える街 大磯町石神台

ポン子さんの俳句 (2023.1.18更新)

ポン子さんの俳句 (2023.1.18更新)

これまで投稿していただいた俳句を一覧にしました。
2021年に投稿していただいた俳句はこちらから → ポン子さんの俳句 (2021年)
2019年から2020年に投稿していただいた俳句はこちらから → ポン子さんの俳句 (2019-2020年)

投稿日 季節 俳句 俳句の背景
2023.1.18 新年 房総や藍と碧色霞みけり 相模湾を遠望すると、かすかに見える房総半島が藍(あい)色と碧色(へきしょく)に分かれて、綺麗に霞んで眺められました。藍色は、濃い青色で、紺色と青色の中間色になり、インディゴが正にこの色です。碧色は、無色の奥から湧き出す青緑色を指します。
2023.1.18 新年 舞い降りる鳶追ひ回す寒鴉 山あいに舞い降りる鳶(トビ)に、普通なら鴉(カラス)が先に逃げ出しそうなものですが、鴉が気が立っていることが多く、また喧嘩早く、鳶に向かって行く光景が良く見られます。プリンスホテルや吾妻山で、鳶が鴉に追い回され逃げ回るのを何回も見掛けました。
2022.12.8 手の届きさうな所の鶲(ひたき)かな 庭仕事をしていたら、「ヒッヒッカタカタ」と鳴き声がして鶲(ひたき)が来てくれました。本当に手が届きそうな所にいて、逃げようとしない人懐っこい鳥なので驚きました。しばらく姿を見せなかったけれど、今年は来てくれた鶲です。 「鶲は、雀ぐらいの大きさで、腰と尾が錆赤色で美しく、黒い翼には大きな白い斑があるので紋付き鳥とも言われています。人を恐れずヒッヒッカタカタと鳴き、その鳴き声が火打ち石を打つ音に似ていることから、火焚鳥(ひたきどり)とも言われます。(角川歳時記より)」
2022.12.8 レンジで爆ぜる封筒の銀杏よ 銀杏をペンチで少し傷を入れ封筒の中に入れ、電子レンジで焼くこと約2分。パチパチ音を立てますが、粉々にならずに食べられます。秋の味覚として毎年食べており、ただペンチを使って割れ目を入れるのが少々やっかいですが、この頃上手にコツがつかめるようになり、美味しく食べています。少し苦味がありますが、綺麗な薄緑色でこの季節の大好物です。封筒に入れて、取り出し口を少し折って焼くと、飛び出さずに爆ぜて焼け美味しくいただけますよ。
2022.10.1 黒雲の迅き流れや野分前 爽やかな秋の空を、黒い雲が速く流れて行く様の感想です。野分前の野分(のわき)とは、秋の暴風のことで、野の草を吹き分けるほどの、特に二百十日、二百二十日前後に猛烈な暴風が襲って来ることが多いです。(角川歳時記より)立春から数えて二百十日は、台風が良く来ると言われています。今年は9月1日がそれに当たります。
2022.10.1 上着着て黄のヘルメット案山子かな 中井町の稲作水田で、作業上着を着て黄色のヘルメットを被った案山子(かかし)が、水田を囲むように何本も立っていました。全員が黄色のヘルメットを被っているなんて、農家の人のアイデアに拍手です!害虫対策にきっと効果てきめんだろうと、面白い光景に妙に感心しました。隣接水田に近づくと、蝗(いなご)が四方八方に2mくらい飛んで逃げて行きました。
2022.8.31 蓮の花托緑のシャワーヘッドなり 蓮の花弁(ピンクの花)が落ちた後の花托は、正に「緑のシャワーヘッド」そのもののようでした。
「蓮の花期が終わると、蜂の巣状に穴が空いた円錐形の花托になり、熟した丸い実がこの穴から飛び出して水中に落ちる(角川歳時記より)」とのことでした。
2022.8.31 蓮の種黒くて固く茶碗を弾き 拾ってきた蓮の種は、丸くて黒く、非常に固くて、茶碗に落としてみると「チャリンとすこぶる高くて澄んだ音色」が、茶碗に弾けて飛びました。意外な現象に驚きました。
2022.8.31 蓮園の八十路の翁葉月まで 中井町の蓮園の里を、長年運営してこられた80代の方は、もう年なのでこの8月末(旧暦では葉月と呼ぶ)で閉園されるとのことです。ボランティアで奥さんと手入れをされてこられたとのことで、頭が下がります。今まで気が付きませでしたが、蓮園の地面は意外と深く掘られていました。長い間楽しませていただき 感謝あるのみです。ありがとうございました。
2022.7.11 仙人掌のピンクの花をリカー漬け 咲いた仙人掌(サボテン)の花が、余りにも艶やかで綺麗なので、中に入る蟻を振り落としリカーで洗ってリカーに漬けました。たちまち、濃いピンク色のリカーになりました。なかなか飲む人がいませんので減りません。でも眺めているだけで楽しめますが、最初の蟻との争いが大変です!
2022.7.11 氷二片噛み暑き日の犬散歩 夏の暑い最中、大磯町図書館本館の脇道を歩いていたら、突然カリカリと云う音がしました。良く見ると、建物の陰に犬が寝そべって、お腹をアスファルトにつけて氷を食べていました。傍にいた飼い主曰く「聞き分けがなくて、散歩に行きたいとねだるので、氷を持って出てあげている」とのことでした。飼い主も犬も大変だなとつくづく思いました。
2022.7.11 滝の音近づく胸を躍らせて 家族旅行で箱根に行き、山北町の洒水の滝に寄りました。徒歩で近づくに連れて水音が高くなり、またどんどん涼しくなってきて、わくわくしました。
2022.5.31 青鷺の天仰ぎ蛇飲み込めり 五月中頃、JR東海道線に並行して流れる不動川沿い道路を散歩していたら、河の草地脇を流れる川面で、青鷺(あおさぎ)が40cmぐらいの蛇を捕まえていました。一度落として蛇に逃げられたと思っていたら、どうやら水面に蛇を叩きつけ骨を砕いて弱ったところで飲み込むつもりだったようです。その 蛇のあと10cmが飲み込めなくて、天を仰いで何とか飲み込もうと四苦八苦し始めました。近くの川岸に二人の見物人(夫と二人)に間近に見つめられ、目をシロクロさせしばらくたってやっと飲み込みました。あっという間のことで携帯で写すのも忘れてしまい、とにかく面白い光景でした。自然は本当に楽しいことを見せてくれるものだと思いました。このように、俳句は短い語数で端的に表現出来ますから、やめられないと思いました。
2022.5.31 釣り上げしばかりの鰹海の色 知人が「出刃包丁を持っていますか」 と言いながら、沢山釣れたのでとのことで、鰹を一尾持って来てくれました。
いつも魚屋で見る鰹と色合いが違って、灰色と云うより正に海の色をしていました。釣り上げたばかりの鰹は、こんなに海の色に近い青いものだとは知りませんでした。出刃包丁で丁寧に切り裁いてお刺身にして、美味しくいただきました。本当に綺麗な海の色の鰹でした。
2022.4.25 鈴懸の花咲く母校友と会ふ スズカケは、西アジア原産で高さ30メートルにも達し、花は単性で雌雄同株、4-5月に淡黄緑色の花が多数集まり、球形となって咲きます。明治末期に渡来し、街路樹などに植えられました。プラタナスとも言います。(角川歳時記より)歳時記を読んでいたら、「鈴懸の花咲く母校」が載っていてびっくりしました。俳句は短いので、類句(似たような句)が一杯あると聞いています。でも、友と会うのは私の想いで、いつごろ又会えるようになるかなとの想いを抱いた句となっています。昔、卒業5年を経て同窓の友と会って嬉しかったことを、懐かしく思い出しました。
2022.4.4 雉子鳴いてすぐ縄張りを巡りけり 毎年春に、家の前の遊水地を見下ろす斜面の土手の草刈りが行われます。ある年、刈ったあと野草が伸びてきて、ちょうど膝丈ぐらいになった頃でした。小動物が身を隠せるぐらいに。 その斜面に何と雉子(キジ)の番いが現れました。雌の雉子が何やら食べていて、その彼方に赤い肉垂れのある雄がゆっくり歩いて来ました。まさか、住宅地の中で雉子に出会うとは!!
2022.2.21 菜の花の先の入り海きらめけり 吾妻山の菜の花を見に行った時のことです。見事に広がった菜の花畑を目の前に、お昼のお弁当をいただきました。見える景色は360度パノラマで、東南方向は紺碧の相模湾、西方向は箱根連山と富士山、北方向は丹沢連峰で、それは素晴らしいものでした。 二宮駅側からなら、階段を30分登れば、少しきついですが、もう頂上というのもうれしいことです。西友側からも、雑木林の中の登り坂が、だらだら続きますが頂上に上がれます。 菜の花畑の先に見える紺碧の海が、キラキラしていました。
2022.2.21 小さき鳥来て菜の花のたはみけり 吾妻山に毎年登っていると、色々な景色に出会えます。小さな鳥が飛んで来て、菜の花に止まり、茎がたわんでいました。菜の花が本当に沢山植えてあって、2月頃まで見頃のようですが、その栽培の手間が大変だろうと頭が下がります。その脇に水仙が咲いているのも、楽しい風景です。
2022.1.22 凍て雲の垂れて茜に浮く島よ 新年早々自宅の東の窓から海を眺めたら、相模湾の海上に、厳しい寒さの中、凍て雲(固まって凍りついたように動かない雲のこと)が垂れ下がり、水平線上の朝焼けの茜色(暗い赤色)の雲の中に、浮いたように見える島がありました。何とも言えない幻想的な光景でした。多分方角からして、伊豆大島だと思われます。
2022.1.22 新年 コロナ禍や睦月半ばの初詣 コロナウィルス感染は、オミクロン株が急激に蔓延しそうだとのことで、今年も新年早々の初詣を避けて、睦月(むつき、1月の別名)の半ばに六所神社に初詣に参りました。参詣者も少なく快適で、気分を新たにしました。

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