海が見える街 大磯町石神台

春の俳句 その3

新型コロナウイルスの感染拡大で、当分の間私共の日常生活も協力と辛抱を求められる毎日となっております。気分も滅入りがちですが少しは気分転換になるかと思い、前回に続いて春の俳句を作ってみました。 何かのご縁で、この春先の時期に日本有数の漁獲量を誇る千葉県銚子に滞在する機会があり、道路幅のみならず歩道もとても広く、日本にもこんなにゆったりとした街並みがあるのかと感銘を受けました。

 1)原発要らぬ数多の風車回る春
 2)春光や利根川は草餅の色

– 俳句の背景 –
1)特急列車で銚子に近くと、右にも左にも低い丘陵地帯に再生可能エネルギーの巨大な発電風車が立ち並んで回っていました。2011年東日本大震災より早や9年になります。皆さんご存知のように、日本政府が「福島東電原発の状況は、コントロールされている 」と断言したことなどから、招致に成功した2020オリンピックが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大、被害激増により来年に延期となりました。欧州を中心に、世界的に風力、潮力、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーが、多くの国々で広がっている中、日本では原発に固執しすぎているように見受けます。銚子近辺の沢山の電力発電風車が全国的に増加すればと思います。東北地方にも多いようですね。
2)漁師の町、銚子の町中を歩いていると、そこかしこで川幅の広がった利根川のゆったりとした流れを見ることが出来ました。晴れた日には、利根川の色は、何と!ズバリ草餅の色合いで、キラキラしていました。その背後の対岸には、巨大な電力風車がゆったりと回転していました。ところで、銚子の町中にある「石上(いしがみ)」という菓子舗のぬれ煎餅や、他にもさかなサブレ、草餅も美味しかったです。
by  ポン子

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