海が見える街 大磯町石神台

夏の俳句 その1

まだ五月なのにいきなり真夏日が来て身体が戸惑っているようです。
夏の俳句その1です。

1、青鷺の天仰ぎ蛇飲み込めり
2、釣り上げしばかりの鰹海の色

– 俳句の背景 –
1、五月中頃、JR東海道線に並行して流れる不動川沿い道路を散歩していたら、河の草地脇を流れる川面で、青鷺(あおさぎ)が40cmぐらいの蛇を捕まえていました。
一度落として蛇に逃げられたと思っていたら、どうやら水面に蛇を叩きつけ骨を砕いて弱ったところで飲み込むつもりだったようです。
その 蛇のあと10cmが飲み込めなくて、天を仰いで何とか飲み込もうと四苦八苦し始めました。近くの川岸に二人の見物人(夫と二人)に間近に見つめられ、目をシロクロさせしばらくたってやっと飲み込みました。
あっという間のことで携帯で写すのも忘れてしまい、とにかく面白い光景でした。自然は本当に楽しいことを見せてくれるものだと思いました。このように、俳句は短い語数で端的に表現出来ますから、やめられないと思いました。
2、知人が「出刃包丁を持っていますか」 と言いながら、沢山釣れたのでとのことで、鰹を一尾持って来てくれました。
いつも魚屋で見る鰹と色合いが違って、灰色と云うより正に海の色をしていました。
釣り上げたばかりの鰹は、こんなに海の色に近い青いものだとは知りませんでした。出刃包丁で丁寧に切り裁いてお刺身にして、美味しくいただきました。本当に綺麗な海の色の鰹でした。
by  ポン子


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オープンギャラリー:ポン子さんの俳句 (22.5.31更新)