海が見える街 大磯町石神台

秋の俳句 その3

いつの間にか冬の寒さが忍び寄り、日毎の寒暖差に悩まされる毎日です。
遅れましたが、秋の俳句その3をお送りします。

1. 手の届きさうな所の鶲(ひたき)かな
2. レンジで爆ぜる封筒の銀杏よ

– 俳句の背景 –
1. 庭仕事をしていたら、「ヒッヒッカタカタ」と鳴き声がして鶲(ひたき)が来てくれました。本当に手が届きそうな所にいて、逃げようとしない人懐っこい鳥なので驚きました。しばらく姿を見せなかったけれど、今年は来てくれた鶲です。
「鶲は、雀ぐらいの大きさで、腰と尾が錆赤色で美しく、黒い翼には大きな白い斑があるので紋付き鳥とも言われています。人を恐れずヒッヒッカタカタと鳴き、その鳴き声が火打ち石を打つ音に似ていることから、火焚鳥(ひたきどり)とも言われます。(角川歳時記より)」

2.銀杏をペンチで少し傷を入れ封筒の中に入れ、電子レンジで焼くこと約2分。パチパチ音を立てますが、粉々にならずに食べられます。秋の味覚として毎年食べており、ただペンチを使って割れ目を入れるのが少々やっかいですが、この頃上手にコツがつかめるようになり、美味しく食べています。少し苦味がありますが、綺麗な薄緑色でこの季節の大好物です。封筒に入れて、取り出し口を少し折って焼くと、飛び出さずに爆ぜて焼け美味しくいただけますよ。
by  ポン子

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オープンギャラリー:ポン子さんの俳句 (2022.12.8更新)