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前立腺の検査

男性にしかない臓器、前立腺は、年齢とともに肥大化する傾向が高く、さらには前立腺癌に進むこともあるので、高齢の男性には心配な事柄です。私も後期高齢者の領域になり3年が経過し、排尿の時間が長くなったことを自覚しています。前立腺が肥大化すると尿道を圧迫し排尿の時間が長くなるものと思われます。

ただ心配しているのみでは心配が大きくなるのみなので、覚悟を決めて先日、東海大学大磯病院の泌尿器科に向かいました。まずは問診票に受診の理由と、排尿のこれまでの変化や回数、残尿の意識、腹圧の状況などを書き込みました。その後、採血、採尿が行われ、採尿後には看護師さんの超音波測定機による、膀胱の残尿量測定が行われました。残尿は0ですと結果をすぐに教えてくれました。

 血液検査をする人は多く、いつも検査結果が出るまでに1時間程度かかります。結果がデータベースに入力されると、泌尿器科の先生に呼ばれることになります。東海大学の先生は患者の私の質問に、いつも丁寧に答えくれます。ある先生は、私の質問にしばらく考えてから、応えておられ印象に残っています。

 高齢で排尿に時間がかかるようになり、前立腺の肥大が進んでいるのか心配している旨を話すと、「癌の心配はない数値です」。すぐに最大の関心事に応えてくれました。「排尿の時間を改善する薬はあるが、いったん飲みだすと継続する必要がある。どうしますか? 現状で問題なければ、薬はなしで行きましょう。」と提案を受け、「私もそう考えます。それで行きましょう。」と答えて、今回の受診が良い結果になったことを、心から嬉しく思いました。

 帰宅後、もらった尿の検査結果報告書を見ると、尿蛋白、尿糖、比重、pH、血尿の有無などが測定されていました。すべて正常だったことが分かります。

今回は生きていく元気をもらう受診になりました。体調の短時日での変化は気づきやすいが、長年月の変化にも気を配り、変化を認識したら躊躇せずに受診することをお勧めします。

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