海が見える街 大磯町石神台

秋の俳句 その1

先日「つくつく法師」が鳴きました。一回限りでしたが。本格的な秋の訪れが待ち遠しいですね。
8月半ばに中井町の蓮池の里に行って来ました。

1. 蓮の花托緑のシャワーヘッドなり
2. 蓮の種黒くて固く茶碗を弾き
3. 蓮園の八十路の翁葉月まで

– 俳句の背景 –
1. 蓮の花弁(ピンクの花)が落ちた後の花托は、正に「緑のシャワーヘッド」そのもののようでした。
「蓮の花期が終わると、蜂の巣状に穴が空いた円錐形の花托になり、熟した丸い実がこの穴から飛び出して水中に落ちる(角川歳時記より)」とのことでした。
2. 拾ってきた蓮の種は、丸くて黒く、非常に固くて、茶碗に落としてみると「チャリンとすこぶる高くて澄んだ音色」が、茶碗に弾けて飛びました。意外な現象に驚きました。
3. 中井町の蓮園の里を、長年運営してこられた80代の方は、もう年なのでこの8月末(旧暦では葉月と呼ぶ)で閉園されるとのことです。ボランティアで奥さんと手入れをされてこられたとのことで、頭が下がります。今まで気が付きませでしたが、蓮園の地面は意外と深く掘られていました。長い間楽しませていただき 感謝あるのみです。ありがとうございました。

by  ポン子


過去の俳句をご覧になりたい方はこちらから↓

オープンギャラリー:ポン子さんの俳句 (22.8.31更新)