海が見える街 大磯町石神台

秋の俳句 その2

台風騒ぎが収まり、良いお天気となって います。急に秋らしくなりました。「秋バテ」と言う言葉があるそうですが、急に気温が低くなりますので、体調には気をつけて下さいませ。秋の俳句その2です。

1. 黒雲の迅き流れや野分前
2. 上着着て黄のヘルメット案山子かな

– 俳句の背景 –
1. 爽やかな秋の空を、黒い雲が速く流れて行く様の感想です。野分前の野分(のわき)とは、秋の暴風のことで、野の草を吹き分けるほどの、特に二百十日、二百二十日前後に猛烈な暴風が襲って来ることが多いです。(角川歳時記より)
立春から数えて二百十日は、台風が良く来ると言われています。今年は9月1日がそれに当たります。
2. 中井町の稲作水田で、作業上着を着て黄色のヘルメットを被った案山子(かかし)が、水田を囲むように何本も立っていました。全員が黄色のヘルメットを被っているなんて、農家の人のアイデアに拍手です!
害虫対策にきっと効果てきめんだろうと、面白い光景に妙に感心しました。隣接水田に近づくと、蝗(いなご)が四方八方に2mくらい飛んで逃げて行きました。

by  ポン子


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オープンギャラリー:ポン子さんの俳句 (22.10.1更新)