海が見える街 大磯町石神台

春の俳句 その2

今年は、花粉症がひどくて困っています。年を重ねると、花粉症も軽くなると聞いていましたが、駄目なようです。例年なら、大声で歌って良くなっていましたが、効果がなく声まで音程が低くなっています。両鼻にティッシュを詰めてマスクをしていますが、余り効き目がありません。
今回は花粉症の気分を紛らわし、春の到来を思わせる俳句です。

1. 小雀の嘴ぬぐふ空き家の樋
2. チューリップ赤の奥なる濃紫

– 俳句の背景 –
1. 春の気配が感じられるようになったある日、小雀が嘴(くちばし)を空き家の雨樋でぬぐっていました。空き家になって10年ぐらいのお宅ですが、住む人もなく敷地内が荒れ放題の家から、小雀が出て来たのです。こんな家の敷地内でも、何か食べ物があるらしく、木の実かもしれないと思いました。

2. チューリップが咲きましたので、ふと見ると花弁の根元に一つ一つ濃紫の模様があるのが分かり、面白いと思いました。今までハラリと花弁が落ちる様を、興味深く見つめたことがなく、しかも花弁の色は赤色で、根元に鮮やかな濃紫の模様があるのを見つけたのは大発見でした。
子供の時から見なれていたチューリップの花弁の模様に、気がついたのは初めてでした。何でもよくよく見ると、意外な発見があるものだとつくづく思いました。
Q.皆さんは、とっくに気がついていましたか?!
Q.そして、夜に一度しぼんで、又朝開くのもご存知でしたか?

by  ポン子

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オープンギャラリー:ポン子さんの俳句 (2023.3.14更新)