東京都環状七号線道路地下調節池

徒歩経路図　図1
京王井の頭線西永福寺駅下車、近くにある源頼義が創建した大きな大宮八幡宮を見学した後、善福寺川岸を下流に沿って、和田堀公園、杉並区立郷土博物館、そして巨大防減災施設・環状七号線地下調節池へと辿るコースです。弥生時代から現代までの東京都杉並区（JR中央線沿線）の時代遍歴を体感する事が出来ました。

大宮八幡宮
奥州の乱の征伐に向かった源賴義が１０６３年に建立した大きな敷地の神社　
　和田堀公園まで良い散歩道
図2　大宮八幡宮

東京都杉並区郷土博物館の展示
図3　明治初め、海外貿易を担った生糸の生産地であった。桑、蚕、生糸の生産プロセスの展示

図4　戦後のすぐ始まった懐かしい電化用具　次室まで一覧

環状線地下調節池
　たびたび起こる台風や豪雨で神田川水系の川の水が氾濫する被害が度々発生してきました。
　　平成5年8月　台風11号　4706家屋浸水　
　　平成17年9月　集中豪雨　3591家屋浸水
道路環状7号線の地下に限度を超えた雨水を一旦避難貯水する巨大な貯水池を造る。
　豪雨が終わると川に戻し次ぎに備える。
　利点　道路地下なので用地買収が不要でシールドマシンを使い安価、早期に建設が可能になった
図5　地下調節池及び地下を歩く

中を歩いて見学している様子　動画
https://youtube.com/shorts/1BN32WqRlGQ?feature=share

図6　善福寺川　大雨時取水口　建物の下に地下貯水池あり

施行　一期工事　神田川　トンネル延長2．0㎞　工事期間　1988年～1998年　11年
　　　二期工事　善福寺川、妙正寺川　　2．5㎞　　　　　1995年～2008年　14年
効果　家屋浸水　台風22号　49棟へ激減
図7　環状7号線地下調整池位置図

今後計画　更に白子川地下調節池を結んだ地下広域調節池を建設予定
１時間100ミリの局地短時間豪雨にも対応出来るようになる
感想　本経験を生かし道路地下に迅速に防空壕を作る事が出来るのではないかと思われた。